2015年3月 4日 (水)

もう歳だから、なんて言わせない - Jamais trop vieux.

Img_0556_4


神さまのことなら、みんながみんな信じてるわけじゃないけど、老いのこととなると、みんな当然のことのように信じて疑わない...だけどどうして世の中には、人より早く老けてしまう人と、そうでない人がいるんだろう?若いうちから消耗して、年齢っていう病を背負って生きてるような人がいる一方、歳を重ねても溌剌としたままの人がいるのはなぜ?

年齢とは現実、誰もがそう思ってる。時間というのは科学的に実存しないことは理解できても、年齢は存在するという考えからは離れることができないんだ。だけど現実の中には、「物事をじっくり考えさせてくれる現実」というのもある。たとえば1750年のフランスの平均余命、何歳だと思う?

男性27歳、女性28歳。それが現在のフランスでは、男性は78歳、女性は85歳にまで延びている。ほとんど3倍というから驚きでしょ?こんなに劇的な変化は、人間以外の生物には存在しない。

何が原因で人は老いるのか、その答えは人々が発する言葉に耳を傾ければ見えてくる。年齢や老いのことなど決して口にしない人がいると思えば、いつだって年数を数えて自分が歳をとるのを嘆いてばかりの人もいる。老いて行くのに応じた人生のプランニングに精を出すなんて人も。彼らにとって冒険はだいたい60代でおしまいで、あとは引退。しかも仕事のではなく、人生からの引退だ。大きな夢を描くことはもうしない、未来にはもっと素晴らしいことが待ってるなんて考えも、どこかに消えちゃった。彼らにとって最高の時間や物事はぜんぶ、過ぎ去った日々のもの...

ところが、人生は常に前進するもの。脳細胞を健康な状態に保つには常に新しい情報が必要だという研究報告もある。つまり僕たちの体の中のものは全て、情報から栄養を得てるんだ。期限切れの情報は体に毒だし、新鮮な情報はエネルギーシステムにきれいな酸素を運んでくれる。だから何か新しいことを見つけたりチャレンジするのをやめてしまったとき、僕たちの体は自家中毒みたいな不調に陥ってしまう。

それと、老いの要因の中で最も決定的なのが、肉体と魅力に関連した事柄だ。自分の魅力で誰かを惹きつける喜びを失ってしまったら、男性にとっても女性にとっても危険信号。分別がついたなんて自分に言い訳はできるけど、それは違って、単なる妥協。そうした状態から、ホルモンは身体の意識の中で、男あるいは女であるという感覚をだんだん薄めてニュートラルなものにしてしまう。中性化という現象だ。

この中性化に伴って引き起こされるのが、身体的な触れ合いの欠如という問題。いわゆる「歳をとった」人々の多くが、そうした接触を持たないまま人生を終えてしまう。だからこそ治療にマッサージを採り入れる医師もいる。だけどプロが行うマッサージも「愛による」マッサージの代わりにはならない。

ここで考えなくちゃいけなのは、年齢というこの問題、もっぱら頭の中で起きているわけで、宿命などではないということ。だったらもっとクリエイティブなやり方で、年齢のことをあれこれ考えることだってできるはずだ。みんなが信じてることだからって右へ倣えする必要はない。逆に僕たちひとりひとりが生きる実験室となって、いろんな経験を生み出せばいい。平均余命が300年でこれほどまでに延びたとすれば、いちばん大きな進化は過去100年の間に起きている。進化の勢いは今も続いているわけで、僕たちはその恩恵をありがたく頂戴すればいい。そのためにはまず知っておこう。人は長く生きれば生きるほど、経験も情報も豊かになるっていうことを…いちばん大切なのは、このデータベースを上手に活用して、あらゆる観点から見て、より生き生きとした、より豊かな人間になることなんだ。

Translation Yoko Usui

続きを読む "もう歳だから、なんて言わせない - Jamais trop vieux."

| | コメント (0)

2015年2月22日 (日)

ラフターヨガと生きる喜び/Yoga du rire et joie de vivre

Img_2135

「ラフターヨガ=笑いヨガ」とは、僕が数か月前に出会った心身全体を整えるためのエクササ イズ。その名の通りヨガに着想を得ながらインドの医師マダン・カタリアによって生み出され た新しいエクササイズです。

ムンバイの公園でたった5人のメンバーで始まったというラフターヨガは、今では世界的な評 判となり、70か国以上もの国々で指導や実践が行われています。
誰でも簡単に効果が得られるため、学校、高齢者福祉施設、行政機関、企業など、あらゆる分野で取り入れられています。

ラフターヨガが世界に衝撃を与えた理由は、それがストレスに打ち勝ち、健康状態を改善し、 協調性を高め、生きる喜びを育み、内面が満ち足りた状態で生きられるようにするための方法だから。
これらの効果は全て、簡単でわかりやすく楽しいエクササイズと自然な呼吸法によ って実感することができます。

僕がラフターヨガの指導者になろうと思ったのは、本やワークショップ、講演会などを通して 自分が伝えようとしてきたこととこのヨガの目指すところがぴったり重なったから。僕はず っと「アール・ド・ヴィーヴル」つまり「生きることのアート」を伝えてきたけれど、その目 的はずばり「幸せ」。しかもただの幸せではなく、フランス語で書き表すなら、大文字で書き 始めるBonheurです。

ふつう小文字で書くところに大文字を当てたこの「幸せ」という言葉、どこが違うの?という 声が聞こえてきそうだけど、僕が言いたい「幸せ」とは、何かに条件づけされた幸せではない ということなんです。自分の欲する何かを手に入れたり、所有できている状態は幸せではあるけど、もろく儚い。
そうした何か、あるいは自分が慣れ親しんできた何かを失ったとき、人は それに付随して感じていた幸せも同時に失ってしまいがち。これはカップルや夫婦についても言えることで、愛と情熱から始まった関係がいくらかの歳月を共に過ごした後、もう以前とは 同じではなくなってしまうというのはよくあることです。最後には憎み合って終わるカップルさえある。

真の幸せとは、「選択」であると同時に「状態」だと思うんです。状態とは、ただ「生きてい る」そのこと、それが幸せ。料理をする、それが幸せ。ブーケを作る、それが幸せ。部屋を掃 除する、家の中を整える、それが幸せ。「幸せ」、それはただこういうこと:「わたしは幸 せ、だってわたしは生きてるから!」

このことをわかってもらうのはなかなか難しいし、特にこうした状態で生きられるよう誰かを 導くのはとても難しいということを僕は経験から感じてきました。そしてたびたび自問してき たんです。どうしたらこの事実を人々と共有できるだろう、どうしたら気づいてもらえるだろ う、絶望のどん底にいるような人の中にさえ、幸せは小さな炎をちゃんと灯していて、ただそ れが明るく燃え上がるのを待っているだけだということを。

その答えが「ラフターヨガ」だったんです。説明は最小限でいい極めてシンプルなエクササイ ズが、ほんの1、2時間のセッションで、人生を変えてしまうほどの体験を人々にもたらす 「笑いのヨガ」。理由なく条件もなく、ただ笑う。それは実際、とてもとてもスペシャルな体験です。

セッションに一度参加してみることは自分自身の新しい側面を発見するまたとない経験になる と思います。だけどラフターヨガの効果をより良く得ようとするなら、毎日10分間のエクサ サイズを続け、身体に習慣づけることが大切です。とは言っても大声を出して10分間笑うの は、ご近所や家族の手前ちょっと気が引けるという人も多いですよね。
だから僕はセッション に参加してくれた皆さんには、できるだけリピートして参加するようお勧めしているんです。 ラフターヨガは回数を重ねるほどに効果も積み重なってゆきます。たくさん笑えば笑うほど身体も心も、幸せな状態で生きる習慣を覚えていってくれるんです。

Warai Yoga Workshop

Translation Yoko Usui

続きを読む "ラフターヨガと生きる喜び/Yoga du rire et joie de vivre"

| | コメント (0)

2015年2月20日 (金)

『男のクロワッサン』Now on sale/ Patrice in Men's Croissant

Dsc02868


『男のクロワッサン』(マガジンハウス)でパトリス・ジュリアン6ページの特集と表紙を飾っています。
茨城県でオーガニック農園を営みパン屋のシェフでもある田中久美子さんと友人のダン&さやか夫妻の家で撮影を行ないました。
この特集のなかではパトリスの楽しい暮らしのアイデアと、とびきりのオリジナルカレーディナーのレシピをシェアしています。
(カレーライス+オニオンアチャール+きゅうりのライタに素晴らしい野菜とブランデーのロングカクテル)


続きを読む "『男のクロワッサン』Now on sale/ Patrice in Men's Croissant"

| | コメント (0)

2015年2月 6日 (金)

自分の人生をどうやって精一杯愛する? 日本の伝統芸術を通して発見した12のヒント

10847769_1556027008017584_5567063_2


バレンタインデイは、もともとは“恋人の日”、愛の祝福の日ですね。チョコレートやお菓子、花束やプレゼントをあげたり、いいですね。でも、でも、この特 別な日に、もし自分にこんなことを聞いてみたら?「私は自分の人生を愛している?」「どんな風に自分の人生にプレゼントをあげられる?」
答えはなんでしょう?

あなたの答えはなんですか?
「あなたは自分の人生を愛している?」
「好きか」と聞いていません。「愛しているか」と聞いています。

自分の人生に恋をすることは、自分に恋をするという意味になります。自分に恋するということは、自分の生き方に100%満足しているという意味ですね。自分に大満足している時だけ、本当の意味で他の人に与えることができます。

多くの人にとっては、“愛を与える”ことが唯一“愛を受け取る”方法、“振り向いてもらえる”方法です。これを“条件つきの愛”と呼びます。条件つきの愛は本物の愛ではなく、不幸へ導きます。

2015年のバレンタインデイに、12の大切なヒントをシェアする特別なワークショップをしようと考えています。どこからそんなヒントを見つけたかって?驚くかもしれないけど、ここ、日本で、です。茶道や華道、弓道、合気道、禅の瞑想を通して見つけました。

これらの伝統芸術は、人生の術。だからみんな“道”と呼ばれていますね。つまり、方法ということです。学んでいるほとんどの人がこれらを「趣味」とか「余暇の活動」として捉えているのには、正直驚きました。彼らは学んだことを日常の生活に取り入れていないのです。

僕にとっては、日本の伝統から学んだ原理を日常生活に取り入れるというのは、むしろそのものを練習するよりずっと大切です。最終目的は、茶道の達人や、素晴らしい生け花アーティストや、武道家になることではなく、精一杯生きる人間になること。

12のヒントは僕にとってはすごく大切。なぜなら、ついに、僕を“幸せ”の幻想から抜け出す手助けをしてくれているから。そして、本当の人生のゴールは“喜び”、無条件の“喜び”であることを発見させてくれているから。

14日の土曜日、ブリサ・リブレリアで、これらのヒントについてもう少し詳しく、幸せと喜びの基本的な違いについてお話します。

この2015年のバレンタインに、僕と一緒に、あなたの本当の恋人はあなたの人生そのものであるという事実を発見しましょう。自分の人生を愛し始めると、あなたの人生はあなたを愛し始めるでしょう。

Reservations at : 03-6434-1151

Translation thanks to ItsukoJ Masuda

| | コメント (0)

2014年8月23日 (土)

Details of life/小さなこと

Importance of the details of lifestyle : The presence of small leafs create a big difference, it brings the experience of a different level of sensibility. The same dessert with or without leafs would not only look but taste different.

ライフスタイルにおいて小さなことは重要です:小さな葉っぱの存在が大きな違いを作り出します。感覚における別の次元の経験をもたらしてくれます。同じデザートでも、葉っぱがあるのとないのでは、見た目だけじゃなく、味も変わりますね。

Dsc01280


| | コメント (0)

2014年8月18日 (月)

Happy Birthday Yuri!/お誕生日おめでとう、ユリ!

Today was Yuri's Birthday

今日はユリのお誕生日

Dsc01167

続きを読む "Happy Birthday Yuri!/お誕生日おめでとう、ユリ!"

| | コメント (2)

2014年8月 9日 (土)

PJ watch limited edition/PJ腕時計限定版

This limited edition will be sold out very soon...get yours! Amazon

この限定版がもうすぐ発売されます。あなたに、どうぞ!Amazon

41uyrlcgihl_ux425_

| | コメント (0)

夢の力/The power of dreams

Dsc01007_2

1994年、当時パートナーだったトモコさんと作った会社は「レーヴ・ド・ヴィ・スタジオ」、「人生の夢スタジオ」って意味だった。
僕たちは、最初からそれをビジネスとしてだけでなく、他の人たちに刺激を与えられるお手本になれたらいいなと思っていたんだ。
それってとても大切なことなんだ。

夢の力や重要性については、話すだけじゃダメで、どんな風に夢が働いているかを自分でチェックする必要がある。
僕にとって、レストランや本や商品を作ったりすることは、
「夢」から「現実」へ、「想像」から「実現」に進化させる方法を見つける手だてだった。

僕のすべての本、料理の本とかエッセイは、最初からこの基本的な考えから生まれている。
「夢は、現実を生み出す種子。夢がなければ、人生はないも同然」
僕はそうやっていつもチェックしてきた。
そして、僕の本や生き方が、他の人たちの刺激になったり、
「夢は単なるお伽噺じゃなく、どんな創造の過程にも必要な最初の一歩」ということを
彼らがちゃんとわかってくれていると知ったりすることは、すごく嬉しい。

”僕の回りの人は100%、確固たる夢や忍耐力、目標達成に必要な覚悟を持っていた”
そう言えることはグッドニュースだよね。
彼らは「成功を邪魔するもの」を自分の外にも内にも見つけなかったってことだ。
「確固たる、明確な、そしてワクワクする夢を持っている?」
「夢を持ち続け、その時がくるまで諦めずにいる忍耐力を持っている?」
「夢を捨て他のものに飛び移ったりせずに、困難な時をのりきれだけの強い覚悟を持っている?」
彼らは、そんな風に自問自答してきたんじゃないかな。

これは100%証明済みの法則だってことを以前にも言ったと思うけど、、、
僕たちは夢見るドリーマー。その夢は、望もうが望むまいが、僕たちが現実と呼んでいる時間の一瞬一瞬を紡いでいる。
曖昧な夢は曖昧な現実を作り、悪夢は恐ろしい現実を作り、素晴らしい夢は素晴らしい人生を作り出す。
ね、覚えていたかな?

昨日、このことを確認する機会があった。
副島モウ。僕の本のファンの一人だったんだけど、その彼の最初の本の出版記念パーティがあったんだ。
彼が16歳の時、僕の料理本をいくつか読んで、夢を見始めた。料理学校へ通い、レストランで働き、
短い期間だったけど僕と一緒に働き、そして自分のビストロを開店し、海外の映画製作スタッフのためのケータリングをはじめ、
ついに、自分の名前の料理本を出版するという夢を実現させた。

彼のこの新しいお手本がボールを転がし続けるのに役立ってほしいと願っている。
この3次元の世界は、我慢する場所じゃなくて、経験を生み出す場所だってことを覚えておいてほしい。
「現実に起こっていることのすべては、ひとつの夢から始まっている」

Translation : Thanks to Itsuko Masuda



| | コメント (0)

2014年8月 8日 (金)

Details of life/小さなこと

The way to start a good day : for breakfast, homemade fresh cheese.

いい一日を始める方法:朝食に、自家製フレッシュチーズ

Dsc01022_21

and rosemary focaccia.

そしてローズマリーフォカッチャ

Dsc01027

To contact Patrice Julien patricejulien.com

お問い合わせはパトリス・ジュリアンまで。 patricejulien.com

| | コメント (2)

2014年8月 3日 (日)

Blueberries jam/ブルーベリージャム

Today was a day for blueberries jam and black pepper scones...

今日は、ブルーベリージャムと黒胡椒スコーンの日でした。

Dsc00887

| | コメント (2)