翌日のクロワッサン

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『翌日のクロワッサン』という名のスイーツ。
余ったクロワッサン再利用のお菓子に旦那さんが挑戦。
スライスしたクロワッサンの間にクリームを挟んで、表面にはグリルしたアーモンドスライスを散りばめ再度オーブンで焼き上げる香ばしいカリカリ。
クリームは、オレンジフラワーウォーター かラム酒の風味どちらか選んでということだったのでラム風味に仕上げてもらいました。
お菓子もパンも、焼きたてがいちばん贅沢で最高ですね😊

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美食とは

魯山人の随筆に、僕は自分たちのアプローチと同じものを見いだし、大いに勇気づけられた。
僕なりに注釈すると『食事を本当においしくいただくには、美しい器に盛り付け、食事をとる空間をできる限り趣味良く飾ることである。こうした細部への気配りこそが美食の神髄である。ものを食べることだけに甘んじず、心地よい環境の中で食べること、それが鍵である…』
…けれども彼は進歩と利益のみの追求によって、こうした [エピキュリズム] が消えゆくのを生前に既に嘆いていた。

ーパトリス・ジュリアン

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隣人の知られざる生態

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向かいアパルトマンに一人暮らししているマダムが4ヶ月ほど前から犬を飼い始めた。
通りを挟んだ向こう側なのでカーテン閉めない限りは我が家のサロンは丸見えという距離のため、しょっちゅう手を振ったり挨拶くらいはしている関係。

バルコニー越しに「こんど犬が来るのよー!アメリカから来るの!」「それは良かったですねー!」
アメリカから来る犬ってどんな犬だろうかと思っていたのだが、後日小さな犬の散歩をするマダムに遭遇することで判明した。
ミニチュアピンシャーという、ドーベルマンをチワワサイズにしたような黒い細い犬。

犬のことはさておき。
先日窓辺でランチを楽しんでいると お向かいマダムがバルコニーで前かがみになり、足元に向かってなにか話している。
そこに犬がいるわけでもない。
一体誰と話しているの…?
よくみるとカメ。
甲羅の盛り上がった丸っこいリクガメだ。

「パトリスさん、見て。カメがいるよ」
私がコソコソと話していたのをマダムが気づき、にっこりと微笑みながら私たちに見えるように高々と持ち上げてみせてくれた。
珍しいものだと感嘆の声で応じると次にマダム、部屋の少し奥のほうを指した。
うん?今まで気づかなかったけれどガラスが反射している…水槽かな?
「サソリがいるのよ💜」とマダム。
エッ😨となっている私たちに「毒のないサソリだから触れるの。見たい?」
「ノン メルシ結構です!食事中ですし…」即答したパトリスさんよりも素早く水槽に手をいれるとこれまた堂々持ち上げ「これはオーストラリアの サ・ソ・リ💜」
手のひらサイズのサソリは肌色してた…茶や黒でないのが却って生なましく。

お向かいには小型犬とカメとサソリがいる。
現在のところ判明しているのはそこまでだけれど…まだ何を隠し持っているのか明確ではない。

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家庭料理とは

家庭料理とは簡単にできる料理のことではなく、作為のない心のこもった料理のこと

ー パトリス・ジュリアン


…今日は私がお好み焼き担当なんで…

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ラーメンボウルとあなた

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今更記事になります。
5月のGWにカリフォルニアのママゴン逸子さん夫妻が遊びに来てくれ、4人でワイナリーを巡る数日間を楽しみました。

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スペイン国境付近の海辺の町にて。

逸子さんは仕事で日本に暮らすご主人と東京から出発したのですが
「日本から買っていくお土産、なにがいい?」の優しいお言葉にパトリスさんが甘えたのがなんと!

ラーメンボウル。。。❗️
それも4個。。。❗️❗️

確かに日本から持ってこなかったことを悔いてはいたのです。
コチラで調達できるだろうとアジア食材屋やらネット通販やら探したのですが無地のシンプルなものだったりプラスチック製だったりして…。

「やっぱり あの赤いラーメンマーク(四角渦巻き) のついたのがいいよね!」

ということで頼んだと言う。
それを知って驚愕したのは私だ。
海外旅行なんて只でさえ大荷物なのに!
よりによって陶器のラーメンボウルなんて重く割れやすく嵩張るものを!
えっ?4つ…? ええっ???

「いいよって返事きたモン」
なにがモンだ、、、

はたして無事ラーメンボウル4個を手に入れたパトリスさんはご満悦の様子。

おそらくスーツケースのなかで場所取ってたお土産が減って、帰りは軽くなったでしょう?と思いきや。
「それ以上に行く先々でワインを沢山買い込んで大変なことになってるの😅」

😅😅😅…。

夏にぴったり ランチのビーフンサラダ。
お土産のラーメンボウル大活躍です❤️

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今年もモナコから親友マユミちゃんが来てくれてフランス革命記念日とサッカー決勝戦の週末を一緒に過ごしました。

仕事と家庭を両立させつつ愛嬌も抜群で本当に可愛い自慢の妹です❤️

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帽子

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「しまむら×月刊ムー」コラボの帽子がすごく気になってる!欲しい!
雑誌コーナーの隅で目にするオカルト誌。どんな層が愛読しているのか、発行部数どれくらいなのか…長年続いてますよね。
ムーのロゴ、デザイン的によく見るとあの三角形はかなり完成度高いです。外国の田舎町で被るにはカッコイイんじゃないかと…私の帽子はこんな普通のやつですから。

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新品を好む日本人気質はどこから来たか?

物の価値観にまつわる話、まさか3部作になる予定はありませんでした…最近の投稿に何書いてたの?と旦那さんに訊かれ、お向いマダムのエピソードとかそれに対して日本人は基本的に新しい物好きだよねーということを話していたら、日本人として目からウロコな視点をもらったのでこれはシェアしなくてはと書けるときに最終章を書いておくね。
「その新品好きはどこから来たのか知ってる?」
「えっ?どこからって?中国で物を大量生産してるから安く買える?…かな」
「ちがう、そういう意味じゃないよ」
「どういうこと?」
「神道から来てる」
「ええっ?」
「全部新しくてピカピカというのは神道のスピリットなんだよ。たとえば神道のものにアンティークが存在しない」
言われてみれば中古の神棚が売られているなんてのは見たこと無いし、おみくじやお守りお札は神社に返納するものであって保管してたからといって後から価値がつくものではない。またパトリスさんは続けて言った。
「なんというんだっけ、あの有名な神社は…」
「有名な神社はいっぱいありますよ」
「一番有名なところの名前言ってみて」
「伊勢神宮?」
「そう、伊勢神宮。あそこは20年ごとにお宮を建て替えるでしょう。永久に新しいものを保つ象徴だよ」
それは世界的にも特殊なのだという。
「それから神道は死と無縁だね。だから墓地もない」
「はっ…そういえば!」
「あるのは誕生ばかり。七五三のイベントしかり。人生のセレブレーションなんだよ」
へええ…パトリスさん伊達に日本文化に造詣が深いってわけじゃない。
「仏教は外国から来たものだけれど神道は日本の真髄でしょう。だから無意識にでも日本人の精神に深く根付いているというわけさ」

どこまで行ってもお城と教会しか出会えないような所に住んでいると神道ってものすごくミステリアスに感じてくる…今更ながら関心が湧いてくる…海外在住組あるあるですな…😃

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この季節に捨てられるもの… …

一編の長いCMを見た。ある家庭にラブラドール子犬がやってくる。
愛犬はいつだって娘に寄り添っている。彼女が成長し やがて結婚。子供が生まれても犬は一緒。家族としてやがて亡くなるその時まで…。最後はウルっと熱いものがこみあげてくるストーリーなのだが一体何のCM?
最後に明かされるメッセージ。これ、犬はヴァカンスのために捨てるような存在ではないという警告を打ったものなのだ。

信じられないだろうけれど、この国では長期ヴァカンスで家を空ける際に持て余す犬を捨ててしまうということがよくあるそうだ。
ざっと見回したところ 近所の愛犬家たちはとても犬を可愛がっているのでそんなことをする人がいるようには思えない。けれどそうしたCMが流されること自体が残念な習慣を裏付けている。

フランス人は仕事よりもヴァカンスを優先することはよく知られている。
長期休暇のために仕事して、いざ休みとなったら仕事メールの返信はしてはならない!輝く太陽!海!山!旅行!しかしその陰で犬が犠牲になっているとは。

犬が捨てられる季節はもうひとつある。
秋。狩猟シーズンだ。
ハンティングの趣味人たちは狩猟解禁になると役場へ猟銃の使用許可を提出し、猟犬たちと野山へはいる。
以前、秋も深まった寒い時期に私たちは車で峠を越えた。
そこそこ車通りのある道だったが1匹の立派な猟犬が悲しげな様子で通り過ぎる車を見送っていた。主人を失った迷い犬ほど哀れなものはないね…。
あとで地元の人から聞いた話によると、獲物を追った猟犬は遠くまで行き過ぎて帰ってこれなくなることが度々あるという。
飼い主は諦めていったん帰るが後日また迎えに来るので、多くの犬は心配ないとのことで少し安心した。

ここ数十年で犬と人間の関係は大きく変わった。
かつて犬はあくまでも人間の使役であり仲間ではあるが番犬であり猟犬であって「我が子と同等」という扱いはなかったはず。
使役動物から愛玩動物に出世したことで色々な価値観が覆されているのかも知れない。

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断捨離とは程遠い、物を捨てない人たち

先日「買い物に行ってくるよ」と外出した旦那さん。しばらくして家にいた私がふと窓の外を見下ろすと向かいアパルトマンに住む 齢の頃はパトリスさんと同じくらい?のマダムとその愛犬がパトリスさんと一緒に向かいのドアに入っていくのが見えるではないか。しかもパトリスさんは重たそうな古い木の家具を運んでいる…。
あー、こりゃ手伝わされたね。
後で訊けば お向かいマダムが散歩の帰りごみ捨て場で拾った家具を引きずっているのに遭遇して呼び止められたのだという。
これを白く塗り直してテレビ台にするとのこと。
「お家のなか見た?」「階段の上まで運んだところで帰ったから見てない」「私だったらマダム宅のインテリア見せてもらうんだけどなー」「お茶飲んで行ってって言われたけど長くなりそうだったから(笑」たしかにフランス人は基本無駄に話が長い。終わらない。

それにしても。
噂にはきいていたが欧州の人は…いや もしかすると日本人以外の国の人々は…ホンット物を捨てない傾向があるな。
私たち日本人は新品が好きで 好きな物ばかりに囲まれて暮らすことを理想とする人種だ。
断捨離とか 使えるけどトキめかない物は捨てるとかっていう感覚、本当はすごーく自由で贅沢。
それもこれも、現代日本は物が安く手にはいるからかも知れない。100円ショップで手にはいるようなものが他所ではそうはいかない。日本は値段が安いだけでなく物資が豊かな国だと日々痛感している。

私はELLEのインテリア雑誌「ELLE DECO」の世界が好きで愛読している。
店の待合室に置いているのを、ひとりのマダムが手に取って「ねえ、この増刊号、読み終わったら取っておくの?それとも捨てるの?」とたずねてきた。捨てるんだったらちょうだいね。って意味なんだろうけれど、これくらいの個性にはまったく動じなくなった。

ベジエの中心、旧市街地はゴミひとつ落ちていない徹底清掃された観光地だ。
ゴミの回収は毎日 朝晩の2回!石畳の洗浄はゴミを吸い取るトラックと洗剤で洗い流していくトラックが毎朝唸り声をあげて通過していく。犬のフン放置は厳禁で、日中も清掃員たちが大型掃除機を引きながら街を練り歩き、目に付くゴミは即座に回収され無かったことにされる。まるでディズニーランドのよう。

そんなふうだからゴミ集積所でのゴミ滞在時間も短いのだが、それでも何か掘り出し物は無いかチェックする人々はいる…。商店街どこかのお店から出た什器だの箱だのハンガーだの梱包材だの…。わたしも何度かゴミ出しに行った所で漁るおじさんに出くわしたことも。「ボンジュール ムッシュー。なにか見つけましたか?」「いやぁ、なにも無いね」「。。。。。」なので開けられたら嫌なゴミ袋は(誰だって嫌だよね!)時間ギリギリに持って行くことにしている。
ただし、まだ使えるような物に限っては誰かが気に入って持ち帰ってもいいように目立つように置いておいたりして暗黙のリサイクルになるようにしている。

さて、物を捨てない人々の国ではあるけれど…ただ、あるものにだけは別なようで…すごく気になる事柄なので改めて書くことにするね。

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