越したばかりの心地よい新居を離れて現在はパリ滞在です。
それはさておき。
私たちカップルがケンカをしたりするのか?
という質問をいただいたので久々にこのネタを。
なんせ、少し前にケンカがあったので丁度書ける機会なんです。
私が唯一ひとに自信を持って言える特技に(良くも悪くも)気持ちの切り替えが異様に早いというのがあります。
特に幼少の頃だと親に叱られたとき、恋人とだとケンカしたとき、あのいたたまれないイヤ〜な気分から切り抜けるのは得意中の得意です。
もっとも相手にしてみれば反省の色がなさ過ぎる、簡単すぎると思われるだろうし、まぁ実際言われます。
はい、はい、と言ってれば済まされると思ってるんでしょ!と言われて「はい」とよく応えていたものです。でも現実に親に対しては「はい」以上に適当な返事って無いものなので大人になった今思い返してみても当時の自分はうまくやっていたと褒めたい。
しかし、そういう叱られたあるいはケンカの後の苦言ですら私にとっては「相手のイライラは相手なかの問題」であって自分はもうそこには居ないという考えなのです。わかりますか?わかりにくくてごめん。
どのようにしてこの特技が生み出されたか…。
それを分析してみると一番有力なのが母親の遺伝というのに尽きますか(笑)
彼女の叱り方はわっと勢いで恐いんだけれど持続しない。
え、もういいの?と内心舌を出しちゃうくらいケロッとしてる。
これが良かったのか。
さらに分析してみると怒りの感情というのは疲れるんですよ。ものすごく!
あの爆発的なのを継続させるというのは滅茶苦茶なエネルギーを要します。
しかもスポーツや恋愛、趣味に向けるエネルギーでも疲労を伴うというのにですよ、どす黒いとぐろを巻いたようなヤツで頭のなかではその対象のことををずっと考えていなければならない。これを1週間とかいう単位でやってごらんなさい。表情は美しくなくなるだろうし身も心もズタボロ。精も根も尽き果てるというのはこのことです。
快楽主義の人間にはまず続きません。
そんなわけで私はケンカに向かないタイプだと自分で知っています。
なのに。
なのにケンカはたまに起こるのです。
よりによって最も愛している相手とする。
これは本当にイヤ。
一緒になった当初は互いの歩み寄りで多かったけれど、ここ何年かはそれでも1年に1〜2回の頻度でケンカが起こります。
この現象は一体なんなのでしょうね。
先日のケンカは実に些細なことが始まりでした。
なんでこんなことで怒るのか?と逆に怒って問いただしたほど犬も喰わない話です。
夫婦ケンカの理由って明らかに原因はひとつじゃない。一緒に生活しているわけだから日々のいろんな細かいことが積もり積もってある日爆発する。
そういうものだというのは知っていました。
1年1回の風邪や大掃除のようにまとめてデトックスするものがある。
それさえわかっていればケンカは良薬(ただしニガい)にこそなれ致命的なものには至らない。
今回のケンカが今までと違ったのは、その仲直りから4日ほど経った頃のこと。
「ユリちゃん、この間のケンカ…。ありがと…」
彼から礼を言われた。
ごめんね、じゃなくてありがとうだと。
「え?うん。私もありがとう。でも、なんで?」
「うーん…。いろいろ勉強になったから」
「そうなの?」
どう勉強になったのか知りたい!という顔をしてたら教えてくれた。
「ユリちゃんと上手くいかない時は自分自身とも上手く付き合えていない時なんだってことがわかった」
ほう、そうか!←ポンと内心膝を打つ
やっぱり私がわるいんじゃ無いんじゃんか←←←
…というのはポーカーフェィスで伏せといて。
夫婦って一緒にいると他人でなくなるというのはあると思います。
相手だと思って対峙していた対象が自分側にまわってきたとき相手は鏡になっている。
何が悪いっていうのではなくて、忙しかったり考え事が多くて気持ちや体力が追いつかないとき相手が己のバロメーターになったりするのではないでしょうか。
世の多くの夫婦にカップルに。
次世代の夫婦ケンカの世界を提示できたらいいなと思って書きました。
以下コメントのお返事
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